子宮がんの症状の見分け方

子宮がんの初期症状としては、不正出血やおりものの異常(色が付いていることや、悪臭がすること)が代表的です。進行した場合には、他にも下腹部の痛みや重苦しさ、頻尿、排尿痛、血尿、持続する腰痛といった症状が現われるようになります。

子宮がんは子宮頸がんと子宮体がんに分けられます。これは部位による分類なのですが、それぞれで症状や治療法、検査の仕方が異なるため、一まとめにしてしまうと誤解されやすい部分があります。

たとえば、子宮がん検診として行われているものは、名前だけ聞くと両方について検査を行っているように聞こえるのではないでしょうか。しかし、実際には体がんの検査は行われないのが一般的です。この点を誤解してしまうと、早期発見のために検診を受けていたつもりが、安心して怪しむべき症状を見落としてしまう原因にもつながりかねません。

検診では細胞診を行いますが、子宮頸がんの細胞診を行うことによって、体がんを発見することはできません。なぜなら、細胞を採取する場所が異なるからです。異なる部位から採取してしまえば、調べることができないのは当然のことです。

乳がんと並んで女性にとっては馴染み深い病気ですので、基本的な事柄については知っておくとよいでしょう。もちろん、患者さんはより詳しい知識を持つ必要があります。すべてを医師まかせにしてもよいと考える方もいますが、専門医と内容のあるやり取りをするためにも、ある程度の基礎知識は欠かせません。

治療法についての理解ができていなければ、説明を受けても十分に内容を把握することは不可能に近いことです。また、どのような症状が現われるか知っていれば、ちょっとした兆候を察知して婦人科を受診するきっかけにもなります。早期発見できれば良好な予後を期待できます。

毎年、およそ18000人の女性が子宮がんになり、そのうち5000人ほどが亡くなっています。死亡率は高くありませんので、早期のステージで治療を開始しておくことが大切です。症状は克服できるものですが、末期になってしまえば状況は変わります。そうなる前に見つけておきましょう。

告知を受けたら、子宮頸がんなのか、子宮体がんなのかを確かめておきましょう。体がんの治療法にはホルモン療法が使われるのが特徴的です。この他にも、様々な場面で違いがありますので、必ず自分で把握しておくことが必要です。

多くの患者さんを救ってきた名医がいる病院を見つけることは、患者さんにとって有効なことです。告知に慌てず、冷静に対処してください。

初期症状のうちに発見するためには、検診が重要です。できれば兆候が現われないうちに発見して、確実に完治させてしまいましょう。

子宮がんの早期発見

どの段階で発見できるかによって、治療後の経過はまったく変わります。では、子宮がんはどうすれば早期発見できるかというと、やはり検診が重要な役割を持っているのです。

受診率について内閣府が世論調査によって調べた結果として、過去2年に検診を受けたことがある人は40%にも満たないという結果になりました。しかし、若年層も含めて関係のある病気であることを考えると、女性にとって検診は他人事ではありません。ほとんど無痛で出血もなく行われる検査ですので、安心して受けてもらいたいと思います。

早期発見に成功すれば、子宮を温存して治療できるケースもありますので、ただ命が助かるというだけにとどまらず、患者さんにとって大きなメリットにつながります。

集団検診であれば、費用の負担も少なくて済みますので、少なくても2年に1度は受診しておくことが望ましいでしょう。今後の妊娠や出産を望む女性であれば、毎年の受診がよいとされています。

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